気ままな人生、きままな旅

北アルプス03秋・2/2

抹茶オーレ
10月1日 道の駅岡部〜中禅寺湖〜自宅

 またまた「道の駅岡部」で寝てしまった。久しぶりに自販機で「抹茶オーレ」を見つけ、うれしさのあまりつい飲んでしまった。さらには、初めて見る「バナナミルク」なるものがあり、ためしにと飲んでみたが、ウ〜、いまいち。
 グズグズしていたら渋滞に巻き込まれてしまい、抜け道でもないかと地図を見て言ううちに、そーだ、金精峠を越えて中禅寺湖にでも行ってみよう、ってことになった。たしか金精峠を越える道は無料になったはずだ。

道祖神
 行き先がきまったところで、とりあえずは国道17号線をはずれて利根川を渡り、朝の渋滞の中大間々町をめざす。
 渡良瀬川沿いの道を少し北上して、黒保根村から峠をひとつ越えて、利根村あたりで国道128号線へと出た。この、黒保根から128号間の道がとても気持ちが良い道で、以前は日本のいたるところで見ることができた山村の姿を良く残している。でも、所々で道路拡張工事が行われていて、場所によっては道路を完全に付け替えているところもあるので、確かに便利にはなるし、住民にとっても生活道路が広がるのは喜ばしいことだけれど、そうなったらこの日に感じた雰囲気は大きく変わってしまうかもしれない。
 道路が広くなって便利になっても、過疎化の進行は止めることはできないだろう。もしかしたら、道路が整備されたことによる変化を、心のどこかで無意識に嫌い、まるで水門が開け放たれたかのように、広くなった道路を通って住民は出て行くのかも知れない。そんなことも感じながら、この道を走った。

金精様
 この道の途中、小さな神社の賛同の脇に、道祖神がまつってあった。カップルの道祖神だ。道祖神といえば信州あづみ野が有名だけど、ここにもあるとは知らなかった。
 また、この道祖神のすぐ脇には、金精様がまつってあった。金精様は知っていたが、この目で見るのは初めて。なんともエロティックな形をしているけれど、子宝に恵まれない女性にとっては、まさに救いの神であったのだろう。

金精峠から眺める男体山と湯の湖
 久しぶりに訪れる丸沼には、ちょっと期待していたけれど、今は釣り人ばかりが目立つ、まるで釣堀のようなよくある湖になってしまった。丸沼って、もっとひっそりとしていたんだけどな。
 金精峠から眺める男体山と湯の湖は、いつも変わらぬ姿をしていたが、別の方向から見ると治山工事だらけは哀れな姿をしているのを、どのくらいの人が知っているのだろうか。秩父の武甲山や富山の立山(室堂)と同じだ。

 中禅寺湖周辺は、紅葉にはまだ少し早いようだったけど、さすがに人出が多かった。
 その後、いつの間にやら無料になっていたいろは坂を下った。
 今市から鬼怒川沿いに国道4号に出る道と、氏家から広域農道(グリーンなんとか)を通って、喜連川、高根沢、芳賀を抜けて真岡へ出る道も、なかなか良い道で、また通りたいルートのひとつになった。

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