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気ままな人生、きままな旅

漁港でお弁当を食べるツーリング 1

千葉県 保田漁港 2003/5/29

自賠責保険には入んなきゃね
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上総湊漁港と鉄橋
 9時には出るつもりだったのに、ここへ来て重大なことに気づいた。
 ジェベルの自賠責保険が切れてる。継続しようと思ってはいたけど、色々とあってつい忘れていた。
 バイク屋はまだ開いてるはずもないし、レインウエアとパンク修理剤くらいは用意したいので、出発を10時にずらすことにした。登録証もさがさなきゃか。
 無保険に気づかずに、1日乗ってたなぁ。

 ここはひとつ、カタナに乗ってくって手もあることはあるんだけど、まだリアサス交換がすんでいない。少しオイルが漏れてる程度なら気にせづ乗るんだけど、漏れたオイルがブレーキにかかってるのを知っていては、さすがに乗ろうとは思わなかった。なんだかんだ言っても、俺もまだ命は惜しかったりする。

 とりあえず、開いてるバイク屋見つけ次第すぐに自賠責保険に加入しようってことで、10時に出発。いちおう、事故らないようにおとなしく走る。すぐ近所のバイク屋はまだ開いていなかったので、10キロほど走ったとこにあるバイク屋で加入。なんと料金が値下げされてて、今までの2年分の金額で3年分加入できた。
 けっきょく無保険で走ってしまった。もちろん違反だけど、まぁ、良しとしてくれ、こんな世の中なんだからさ。

いい天気だ
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 そんなふうにバタバタしながら、市原あたりでR16に乗る。
 このくらいの時間になればもう渋滞は終わっていて、ストレス無く快調に走ることができて気分がいい。

 思ったとおりのいい天気で、止まっているとちょっと暑いけど走りだせばちょうどいいという、理想的な気温だ。
 今のうちにツーリングに行っとかないと、もうすぐ梅雨になってしまう。
 いったい、何年ぶりなんだろ、ツーリングなんて。
 メーターバイザやカバー類ははずしたままだ。俺のバイクは、ちゃんと部品が付いていることが滅多にない。そう、乗るよりいじってるほうが長いタイプなのさ。

 巨大な工業地帯に沿った味気ない道路が続くけど、夜になれば工場に明かりがともり、ちょっとサイバーな雰囲気を味わえる。
 中央分離帯は車道部分よりも広いくらいで、この中で休憩したことが何度かある。ちょっとうるさくてクサイのを我慢すれば、誰にも邪魔されることは無い。

 途中のコンビニで、でかい4輪駆動車から小柄な男が出てきて、そのとなりの軽自動車からはでかい西洋人が出てきたのがおもしろかった。
 この人、以前バイクに乗っていたそうで、話しかけてきてくれた。四国の山の中まで行くとは、なんとも物好きな。

 木更津でR16からR127に入り、道幅が1車線に狭まってトンネルをくぐれば、周囲の植物がガラっと変わるのがわかる。同じ種類のものでも、色が濃くなりツヤは深くなる。
 すいかずらが満開で、バイクで走っていてもその甘い香りがわかる。クルマじゃこういったことはわからないだろう。自転車ならもっとよくわかるんだけど。

なんで「漁港で弁当」なのか
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入港する漁船(保田漁港)
 なんで「漁港で弁当」なのかと言うと、なんでだろう。外で弁当を食べるんだから、間違ってもグルメが目的じゃないことは確かだけど。
 子供の頃を離島で過ごしたからなんだろうか。
 潮の香り(魚くさいにおい)や漁船のペイントやオイル、サビ止めや木材の腐敗防止に使うコールタールのにお。船底に貝が付着した、置いてあるんだか捨ててあるんだかよくわからない漁船。直前でスピードを落として入港してくるさま。のんびりと漁具の手入れをしている漁師。防波堤の先端の小さな灯台と凪いだ海。ふり返れば、キラキラと濃い緑色に輝く山肌と、クルクル回ってるとんび。
 とにかく、小さな漁港にありふれた景色を見ながら、その雰囲気にひたりながら、防波堤に腰かけて弁当を食べれば、とても心地よくなれる。
 そういえば、漁港じゃなくても、ツーリングじゃなくても、出先ではよく屋外で弁当を食べてるなぁ。天気がよければ、有名なお店で食べるよりも、外で食べたほうがずっといいと思う。
 だって今日は、ツーリングなんだからさ。

 上総湊(かずさみなと)あたりで海が見えるようになると、ツーリングに来たなぁ、って実感がやっとわいてくる。大型車のすれ違いが難しい狭いトンネルも、少しずつ改善されている。

方向転換中のフェリー(金谷港)
 金谷港には、ちょうどフェリーが入港してくるところだった。フェリーを見るとどうしても乗りたくなっちゃうけど、今日は接岸の様子を見るだけにしとく。
 このフェリー、青森は下北半島の大間と北海道の函館を結ぶフェリーよりはでかい。それが港に入ってから前後の向きを変えて接岸する。ほぼその場で180度クルっと回ったのにはちょっと驚いたけど、港の外で方向転換してバックで入ったほうが、しろうと目には良さそうに思えた。
 平日にもかかわらず、思いのほか乗客が多かった。

なんで保田漁港なのか
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保田漁港
 国道がさらにせまくなって突然クランク状に曲がったところが、保田の中心部。漁港はそこよりほんのちょっと南に下り、川を渡った向こう側にある。
 なんで保田漁港なのかというと、ここまで来ると景色がいっそう良くなるからだ。ここより北だと、東京湾を隔てた向こう側の三浦半島にある工場の煙突が目立っちゃうんだよ。だから保田まで足を伸ばすってわけだ。それに、大きさが手ごろ。銚子や那珂湊クラスになると、ちょっと大きすぎる。
 近所のスーパーで弁当やらおにぎりを買って漁港に行き、端っこのほうに適当な場所を見つけてのんびりと食べはじめる。海岸に出ると風が強いかなと心配したけど、全然そんなことは無くてとても心地よい。ここまで来ると、国道を通るクルマの騒音も聞こえない。何を狙っているのか、とんびが数羽あっちに行ったりこっちに来たり。とんびは主に腐肉を食べるそうだ。
 なんかすごく心地よくなってきて昼寝をしたくなったけど、以前そうやってカゼをひいたあげくに、日焼けで顔が真っ赤になったことがあるので、ここは我慢しとく。
 近所に「ばんや」って言う、どうやら漁協あたりが経営している、安くてうまいとちょっとは名の知れた食堂があるんだけど、こんないい天気に室内でご飯を済ましてしまうのはなんとももったいない。

上総湊
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 あんまり無いことだけど、途中で寄りたいとこがあるから、帰りも同じ道を行く。
 まずは上総湊に寄って行く。河口にできた港町で、ここもなかなかの雰囲気。特に、海側から見るJRの鉄橋がいい。鉄橋だけでなくそれを支えている橋脚もいい。さらに、すぐ脇には以前使われていたレンガ作りの古い橋脚なども残っている。そういえば国道に沿って走る内房線のトンネルのいくつかは、レンガが使われていていい雰囲気を出している。
 雰囲気がいい漁港は、鉄道の駅も良く感じるからフシギ。

竹岡ラーメン
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 もう3時を回ったけど、木更津市北部(もしかしたら袖ヶ浦市南部)R16号内回り側にある「竹岡ラーメン」に寄ってく。ここまで来て、通り過ぎるにはいくまい。
 東金市の「ぐうラーメン」と肩を並べる真っ黒なスープ。味はこちらのほうが少し薄い。そしてやわらかくてやや厚めに切られた焼き豚が3枚と、みじん切りのたまねぎ。うまいんだかなんだかわからないけれど、また食べたくなることは確か。駐車場があればもっと流行りそうだけど、そうなったらなったでおばちゃん大変か。
 これで500円は安いと思う。ま、他のラーメンが高すぎるんだけど。

 近々富浦まで足を伸ばしたいと思っている。
 梅雨に入ってしまいそうだけど、びわを買いに行きたい。


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