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気ままな人生、きままな旅

北海道ツーリング 09秋

Last Updated Oct.31.2009

ま え お き

 昨年はクルマだったので、バイクで北海道へ行くのは3年ぶりくらいかもしれない。
 本当はお盆明け直後くらいに出かけたかったんだけど、8月末は山登りで四国に行く羽目に陥ったので、9月に入ってからの出発となってしまった。
 何年も続けて9月ばっかりだったから、今回は8月中に行きたかったのに・・・

基本データ

ツーリング期間...9月7日〜9月27日
総走行距離4284.6km
総燃料消費量240.81リットル
燃料費総額30,234円
燃料平均単価125.57円/リットル
平均燃費17.79km/リットル

 
 

9月7日 千葉(自宅)〜仙台

 せっかくクルマからETCを引っ剥がしてバイクに貼り付けたと言うのに、準備に手間取って月曜の出発になってしまった。
 相変わらずな、俺。

 仕方なく仙台まで自走して、夕方フェリーターミナルに到着。
 フェリーの予約したのは前日なので、ネットではできず電話での予約。ネット割引は使えないけど、JAF割引があるから大丈夫。割引を重複しては使えないからね。
 大洗のほうが楽でいいんだけど、7000円くらい高いし、苫小牧到着の時間が2時間くらい遅いので、仙台からのフェリーの利用が多い俺です。
 もう地図無しで、仙台フェリーターミナルまで行けるようになってしまった。

 
 

 今回は、SSD(凝固体ドライブ)のモバイルパソコンを持ち歩きました。
 旅先でもメールのチェックをして、ブログなんかも更新しちゃおうって魂胆ですが、いちばんの目的はヒマつぶしです。
 船内には、コンセントも備えたモバイル用のテーブルと椅子が備わってて、とても便利。
 航海中、陸地から最も離れる下北半島〜室蘭間でつながりが悪くなった以外は、問題なし。

 8.9インチ画面は小さくて目に厳しいけれど、大きいと持ち歩きに不便。でももうちょっと画面はでかいほうが良いかと。
 フル充電で、2時間半程度使えます。
 データ通信は、ドコモ。今年から料金下げて、上限は6,000円弱。
 イーモバイルやソフトバンクは、大都市以外は使い物になりません。
 通信速度は、フレッツADSL8Mのほうが安定してる上に早いです(あたりまえか

9月8日 苫小牧〜帯広

 フェリーは定刻どおり苫小牧港に着岸。
 すぐセイコーマートに立ち寄って、いつもの塩焼きソバ・豚串・カツゲンを。これで、北海道に上陸した実感がわくってもんよ。
 日高で会ったライダーによると、昨日から今朝まで、かなりまとまった雨が降った模様。
 気温15度を下回った日勝峠を越えて十勝平野に降りたら、真っ先にお菓子工場「柳月スイートピアガーデン」へ。
 新製品「三方六しょこら」が売られていた。そのかわりにか、大好きな「ホワイトロード」がカタログ落ち。売れなかったのかなぁ。
 お菓子を食べて満足したので他にはどこへも行かず、「たぬきの里」でモール温泉につかって、「にしな」に泊まりました。

 今年もライダー少ないなぁ。
 毎年減ってくよ。

9月9日

 帯広の朝はいつも六花亭から。モーニング代わりに利用させてもらってます。
 去年とはちょっと店内のレイアウトが変わってたけど、いつもと変わらぬおいしさ。
 開店と同時に入ったので、静かで落ち着いて過ごせた。

 いつ来ても、ここの店員さんの対応はは気持ちが良いです。
 爪の垢でも煎じて飲みたいくらいだよ。
 いつもとかわらず、おいしかったです。
 以前と変わらぬ物に出会うと、ほっとするね。

 昨日に続いて再び柳月のお菓子工場で仕入れた後、音更町にある白樺並木へ。
 今年はヒマワリが植えてあった。
 背が低く花も小さいので、品種改良された矮性のものか、もしかしたらヒマワリにそっくりだけどまったく別の花かもしれません。

 幅が広い砂利道の両側に、数百メートルも続く立派な白樺の並木。いつまでも残して欲しい風景のひとつです。
 全く観光地化されてないので、ここを訪れる人はごく少なく、静かに見ることができます。
 いつかは新緑や紅葉の時期にも訪れてみたいものです。

 これまた十勝に来るたびに見に行っている、音更町にある木。
 ここも観光地ではないので、農作業以外の人は見たことが無く、のんびりと眺めていられる。
 昨年の背景は牧草だったけど、今年はコーン。来年はまた牧草かな。
 左下に写ったバイクの小さいこと。

 なんでこの場所にあの木を残したのか、たまたまなのか、あの木じゃなきゃならない必要があったのか、何らかの美観や美学の下なのか、いつも考えてしまう。

 十勝平野では、ほとんど国道を使わずに走り回ってます。
 すべての道はほぼ直交しているので、時折山の位置を確認すれば、だいたい思ったとおりの場所にたどり着ける。

 三国峠に登ろうかと思ったけど、ちょっと寒いので三股山荘でストップ。
 そこでコーヒーを飲んでから、少し後戻りして、今夜は糠平温泉。
 源泉は60度もあり、露天風呂に注ぐお湯はすごく熱いけれど、お湯は山の風で適当にさまされるので、ちょうど良い湯加減。
 長湯にぴったり。
 同宿者は少なく、とても静かな夜だった。

 上士幌から先にコンビニは無いので、注意。
 付近にある「タウシュベツ橋梁」へ行く林道は、今年から一般車両通行止めになってしまった。見学したい場合は有料ツアーに申し込むしか、対岸にある展望台から双眼鏡で覗くしか方法は無いです。
 徒歩ならば行けるけど、それはクマが出る危険がある林道を往復8キロ歩け、ってこと。信じられないやり方だ。
 今まで5回くらいはここに来たけれど、大型連休以外は他の見学者を見ることはごく稀だった。このような状況で観光ツアー業で儲かるとは思えないので、いずれ規制が無くなることを期待しています。
 ま、これを本業でやる人もいないだろうけど。
 この橋梁へ行く林道はよく整備されて走りやすいけれど、道幅が狭く乗用車のすれ違いがやっとなので、混雑時期の規制は仕方ないと思うが、それ以外の期間も規制してしまうのは、やりすぎだと思う。
 せっかく、タウシュベツ橋梁をはじめとした廃線跡の構造物群が注目を集め始めたのに、この規制はそれに水を注す結果になるのではないかと思ってます。
 上高地や知床とは知名度が違うのに。

 まったく、誰の入れ知恵なんだろう。
 それに乗っかるのも、どうかと思う。

9月10日 糠平温泉〜屈斜路湖

 朝起きると小雨がぱらつき路面が濡れてたけど、隣のホテルで朝食バイキングを食べ朝風呂に入っている間に晴れ間が広がり、路面も乾いたので、出発。
 たまに、無性にパンを食べたくなる。トーストがあったらもっと良かったけど、さすがはホテルの朝食バイキング、味は良いし料理の種類も豊富だった。

 朝食後に荷物をまとめ、今日も9時過ぎに余裕の出発。寒いので朝早く出発する気になれない。
 ここ糠平からいったん上士幌方面へ戻り、途中ショートカットして芽登から国道で足寄へ。
 20数年ぶりに、オンネトーへ寄った。
 年月を経てそれなりに経験を積んだ今、オンネトーをどんな風に感じるかちょっと興味があったから。
 記憶の中のオンナトーはもっと暗いイメージなのに、現在のオンネトーはとても明るくさわやか。
 今まで抱いていた神秘的なイメージが消えて無くなっって、オンネトーがただの湖になった瞬間だった。

 阿寒湖はさっと通り過ぎて弟子屈へ向かい、早速いつも立ち寄っている多和平に到着。
 今日はちょっと雲が多めだったけど、遠くまで見渡すことができ、厚岸か中標津方面で雨が降っているのが手に取るようにわかる。
 北よりの風が強くちょっと肌寒いけど、牛たちは気にもとめていないように寝転んでた。
 いつ来ても、とても気持ちが良いところです。

 屈斜路湖は風がつよく、湖とは思えないほどの波が立っていた。
 今夜は和琴半島にあるライダーハウス、めぐみ屋
 最寄のコンビまで15キロもあるので、食料を確保して来た。
 とても良いところです。
 そして、とても静かなところ。
 とうもろこしや肉ジャガが出てきて、おなかいっぱい。
 暗くなったら風がやんだので、歩いて5分ほどの無料の露天風呂に入る。  片側は直接湖とつながっているので、そちら側へ寄ればぬるくなります。
 ここはフルオープンの露天風呂なので、明るいうちに入るには決死の覚悟が必要かも。

9月11日 屈斜路湖〜中頓別

 この先、しばらく天候が良く無さそうなので、雨よけのために中頓別に向かう。ここのライダーハウスは無料だし、街中にあるので何かと便利だから。

 来るたびに見に行っている、雄武町の海岸沿いの牧草地の中にある赤屋根の廃屋。
 以前は漁師が住んでいたそうだが、廃業し付近の酪農家が家ごと土地を買ったそうで、今は牧草地の中に取り残された形になっている。
 昨年夏見た時にはしっかりと建っていたけれど、崩れかかっているように見えた。
 これからが楽しみ、注目です

 取り壊しには費用がかかるのでそのままにしておくのだろうけど、牧草地化する時になぜあの木立を残したのか。牛達が陽射しを避けるにはあまりにも小さすぎるっていうのに。
 とても興味深いです。

9月12〜16日 中頓別

 ある程度天候が安定するまで、中頓別のライダーハウスで過ごした。
 どうも今年は天気が悪い日が多いようで、半分あきらめながら。

 毎日ヒマなので、歩いたり自転車を借りたりして、中頓別の町内をうろついてた。
 中頓別も、合併の噂があった浜頓別でさえ、町の予算に占める借金の比率が多く、いつ財政再建団体に陥っても不思議は無い。
 この両町の借金の比率は、あの夕張市と張り合えるくらいだから。
 この町でいちばん活気があるのは、ディケアセンターだった。

 この町に限らず、北海道では市街地でさえ、あまり人を見かけない。
 人口が少ないこともあるけれど、ほんのちょっとの距離でもクルマで出かける習慣が身についてしまったからなのかもしれない。

 このライダーハウスの良いところは、無料と言うところだけではない。
 町民に理解者が多いので、色々な差し入れがある。
 鮭を1尾もらえば、イクラのみならず、切り身だって飽きるほど食べられる。
 野菜も差し入れてくれたので、とても助かった。
 気がかりなのは、町の財政事情によって、このライダーハウスが無くなってしまうことだ。
 それを食い止めるため、なるべく多くの人に利用してもらいたいのだが、「ヌシ」等のうわさが絶えず、避ける人が多いのが残念でならない。  確かに避けられても仕方が無いとは思うけど・・・

 ここで平気で過ごせるずうずうしさがあれば、どの会社でも大丈夫だと思うので、修行だと思ってぜひ来て欲しい。

9月17日 中頓別〜稚内

 あまり長居をするとコケが生えてきそうだし、稚内の「みどり湯」に興味がわいてきたので、脱出することにした。
 予報では快晴かのごとく言い放ってたけれど、実際にはとてもそうは思えない天気だ。
 雲は小さいものの数が多く、それらが何列にも連なっているので、運が悪い場所ではずっと日陰になってる。
 もうちょっと雲が少なければいいんだけれどね。
 画像の建物は、数年前から注目している建物。国道から丸見えだけど、わざわざこんな物見に来るヤツはいないし、その存在に気付く変わり者もいないだろう。

 宗谷岬に付いた頃には、空の高いところに薄雲が広がってしまい、ちょっと残念な天気になってしまった。
 潮の流れが速いようで、沖を通る漁船はちっとも進まない。ロシア船か日本船か判断できないけど、ハデに錆びていたのは確かなこと。

 ここの風力発電は民間会社の運営で、ちゃんと黒字(08年)を出している。
 周囲の牧草地は稚内市が民間に貸しているそうだが、あまりに賃貸料が安いので問題になったとかならないとか。
 ありそうな話だ。

 稚内の中心部一歩手前で、クラッチケーブルが切れてしまった。先端の「タイコ」の根元が切れる、よくあるパターン。
 どうりで、何度遊びを調整しても、クラッチの切れが悪いわけだ。
 もう15年近く換えて無いもんなぁ・・・
 クラッチが切れなくなったら残る方法はひとつ、足でこいでバイクに勢いがついたところでギアを入れ、ガッツンガッツンしながら市内を走りまわり、やっとSUZUKIの青い看板を見つけて飛び込んだものの、自転車しか置いてない・・・
 クラッチケーブルの在庫を持ってる店なんてあるわけ無いから、連休が明けて部品が手元に来るまで1週間ほど稚内に足止めかと覚悟したけど、ここの親父、切れたケーブルを修理する技術を持ってた。
 ほつれたケーブルを寄りなおしてハンダでバラけないようにして、修理用の部品に溝を切り穴を開けてケーブルを通し、突き出たケーブルの先端部分をT字にほぐして溝に入れてハンダ付け。
 ハンダ付では不安に思う人もいるだろうが、金属のきれいな面を出し、フラックスを使えば問題ない。
 ほんの小1時間ほどでケーブルの修理を終えた。
 久しぶりに見たケーブルの修理。
 見事だった。

 今は部品交換が当たり前なので、修理や再生できる技術や道具を持っているバイク屋や自転車屋は、とても貴重な存在だ。
 この店主自身、今どきこんな修理をやるのは稚内で俺だけ、と言っていた。おそらく、北海道どころか全国を見回しても貴重な存在だろう。ハデなボルトオン部品を取り付けてカスタムだなんてほざいてるバイク屋よりも、こういった店こそ増えて欲しいし残って欲しい。
 場所は、駅前のメインの通りから1本か2本南の突き当たりに交番がある通りで、小さな川にかかる橋のたもと、「稚内サイクル」というお店。
 技術力は高いと思うので、稚内で故障した時にはここに頼ると良いだろう。
 ちなみに、修理代金は4000円。作業内容と所要時間からして、安いと思う。

 この夜お世話になった「みどり湯」はスペースに余裕があるし、設備も整っているし、何より暖房を入れてくれたので、とても過ごしやすかった。
 次も利用したい。
 ただ、カラオケは許せるけど、肩組んで松山千春の歌を歌わせるのはやめようぜ。

9月18日 稚内〜興部(おこっぺ)

 まぁまぁ許せる天気の稚内をあとにして、いよいよ南下を始めた。稚内からは、南下するしか無いけどね。
 また中頓別へ舞い戻ろうかとも思ったけど、どうやら稚内周辺は明日雨が降りそうなので、今日中にもっと南下しておくことにした。
 珍しく地図を広げて計画なんかたててたら、「そー言えば、音威子府(おといねっぷ)って行った記憶が無いなぁ」ってことに気づき、おいしいそばもあると聞いたので、立ち寄ることに。
 そばの実の殻ごと粉に挽くので、黒いそばとなってます。350円でこの味なら、じゅうぶんでしょう。
 個人的には、もっとそばくさいというか、ぼそぼそっとした粉っぽいそばが好きです。
 できれば盛りそばがいいんだけど、ここのならまた食べに行ってもいいなぁ。

 稚内駅のそばも、おいしいよ。

 そばを食べ終わった頃、稚内行きの列車が到着し、約10分の停車。
 そこそこ乗客は乗っていたけれど、ここ音威子府駅で下りた客はごくわずか。
 高齢の女性が二人、両手に荷物を下げて、幼馴染なのかご近所どうしなのか、下車後もふたり並んだまま、線路づたいにずっと歩いて行った光景がどこか懐かしく、以前はどこでも見ることができた、ありふれた光景だったんじゃないかと思われて、とても印象に残った。
 やっぱり、鉄道っていいなぁ。鉄道じゃなきゃ、こんな感慨はわかないからなぁ。

 音威子府からは、多少は縁がある美深を抜け、今なら無料の名寄バイパスを利用し、名寄からは東進して興部(おこっぺ)へ。
 毎週金曜日には、忘れずにやっとかなきゃならないことがある。それは、郵便局へ行ってお金をおろすこと。
 セブンイレブンへ行けば手数料無料でいつでもおろせるんだけど、ここは北海道、しかも道北、そう都合よくセブンイレブンがあるわけが無い。
 セイコーマートにもATMがあればいいのに。でも、地元のゆうちょ銀行との競合を避けるためなら、無くてもいいよ。

 で、今年のカツゲンは、ぶどう味です。
 去年は何だったのか忘れました。来年もブドウかもしれません。
 もちろん、基本の白いやつもあります。
 飲み終わった後不覚にも、「何味だったっけ?」と、思ってしまった。
 でも大好き、カツゲン。

9月19日 興部〜根室

 興部の朝は、なんと雨。
 とーぜん、雨が上がって空が明るくなり、路面も乾きだした9時過ぎに出発。
 昨夜お世話になったのは、興部の道の駅にある列車。このあたりも、以前は鉄道がありました。
 車両内は座席が取り払われ、大広間のようになってます。
 銭湯やコンビニも近いので、意外と便利。
 あとは同宿者に恵まれれば・・・

 滅多にクルマなんて通らない町道を調子良く走ってると、牛が横断しててビックリすることもあります。
 「牛横断注意」の道路標識なら飽きるほど見たけど、ほんとに牛が横断してたのは2度目。標識はウソじゃなかった。
 それにしても、牛たちはのんびり。早く行けと文句のひとつも言いたいところだけど、近くで見る牛はとても大きいし、こっち見てるヤツもいるし、これだけ数がそろうと近づく気にもならない。
 柵無いし。
 横断が終わるまで、牛たちを刺激しないように、じっと待つしかないな。

9月20日 根室〜屈斜路湖

 まぁ、千葉なんかに住んでいると、サンマなんて喰い飽きた感はあるんだけど、インディアンサマーカンパニーのおばちゃんに勧められたので、根室港で開かれている「さんま祭り」に行ってみた。
 開園と同時くらいに行ったのに、駐車場はほぼ満車、すでにもうもうとサンマを焼く煙が立ち昇ってた。
 なんとタダでサンマを配ってんじゃねーの。
 大根おろしも、タダ。
 2匹もらって、30メートルはあろうかと言う細長い焼き場に、みんなで並んでサンマを焼いて喰うってのも、いいもんだね。

 さんまを腹いっぱい喰ったあと、これまた勧められた別海町の産業まつりに行った。
 さっきはさかなだったので、ここでは牛肉狙いだけど、こちらは全部有料。
 北海道ってこんなに人がいたのか、ってくらい賑わってた。駐車場もいっぱい。

 ちょっとだけ肉を食べたあとは、またまた中標津や別海町あたりの町道を中心に走り回り、予想がはずれて思ってもいなかった場所に出てどこにいるかさえわからなくなりかけながら、こちらも予報と正反対に時折小雨がぱらつく中、屈斜路湖の「めぐみ屋」へ。
 弟子屈周辺でバイクがたくさん走り回っているのを見て、満員になる前に行かなきゃと、かなりあせって走った。
 どうも予約ってシステムになじめなくて。
 で、案の定、満杯。

9月21日 屈斜路湖〜帯広

 本日はここ屈斜路湖畔から帯広へ行くので、阿寒湖経由で行こうと思ってたのに、気づいた時にはすでに美幌峠にいた。
 ま、間違えちゃったんだからしょうがないってことで、今度はちゃんと地図を見て計画の立て直し。
 津別から陸別・足寄を経て、帯広へ向かうことに決定。
 連休の阿寒湖は混みそうだから、こっちのほうが正解じゃん、って納得させました。
 で、結果的にこれが大正解。

 間違えた俺に、感謝!

 やるな、俺。

 陸別の道の駅前のセコマに寄ったところ、何やらピーピー汽笛の音がする。確かふるさと銀河線は数年前に廃止されたはずなのに、どーなってんのとコンビニの店員に尋ねたところ、ちょうどその日はお祭りで、道の駅でもイベントをやってて、体験乗車やディーゼルカーの運転ができる、とのこと。
 いちお見に行ったところ、ディーゼルカーの運転が超破格値の2,000円ぽっきり。
 2万円の間違えかと確認しても、やっぱり2,000円。
 係りの人に聞いたら、待ち時間は30分ほどだし、帯広まで2時間かからないということなので、運転するしかないでしょう。
 時間に余裕があるし、そろそろバイクの運転も飽きてきたころだし、ちょうどいい。

 料金を支払うと、簡単な説明書をくれた。それを読んで初めて、ブレーキもアクセルも手で操作すること、足で踏むペダルは警笛であること、薄々感じてたけどディーゼルカーはオートマチックであること、がわかった。
 汽車に乗り込むと、本職の運転手があれこれと説明をしてくれる。運転中もずっと横に居て、サポートしてくれるので安心だ(当たり前か
 運転席に座り、扉を閉め、ひざの辺りにあるヘッドライトのスイッチを入れ、ピーっと警笛を鳴らし、右手でハンドル(マスコン)を回してブレーキを解除し、左手でアクセルレバーをカチッ、カチッと3ノッチ上げ、時速20キロでアクセルを戻すと、ガタン、ガタンとレールの上をすべるように走っていく。
 コースの端っこまで来たら、ブレーキレバーを待機位置にまわし、横にいる係員の合図でブレーキをかけ、数秒後に解除。ゆっくりと惰性で走り、停止位置手前で再びブレーキ。約1メートルオーバーで停止した。
 汽車のブレーキは空気圧で作動するんだけど、バイクと違って強くかければ強く効くわけではなく、効きかたはいつも一定。なので、ブレーキをかけ始めるタイミングと、かけている時間ですべて決まるってとこかな。

 汽車はその場でUターンできないので、コースの端っこに来たら、反対側の運転席に移る。
 ヘッドライトを消し、キーを「中立」の位置に回し、マスコンを抜いて車内を歩いて移動。
 反対側の運転席に座ったら、マスコンを取り付け、キーを「中立」から「前進」の位置まで回し、そしてまた同じ手順で発車。
 停止と発車を繰り返しながら、100メートルほどの距離を2往復して終了。
 時間にして約30分、ものすごく面白かった。
 ガタン、ガタンと、線路の上を空走していく感覚が、最高だね。

 指導してくれた運転手さんだけでなく、他の人たちからも、この鉄道にかける熱意や、鉄道が大好きだという情熱が伝わってきて、俺もなんだかうれしくなった。
 来春までにはさらに線路を整備して、もっと長い距離を走れるようにするから、ぜひ来てくださいとのこと。
 絶対にまた来るよ。
 できれば真っ白な雪の中を、粉雪を舞い上げながら走りたいけれど、冬季は休業らしい。
 ま、日本一寒い町らしいから、仕方が無いか・・・

9月22〜23日 帯広〜富良野

 今日も今日とて、宿泊者の中でいちばん遅い出発。
 まっすぐに六花亭に向かった。開店前に着いちゃったよ。
 ゆっくりコーヒーなんぞを飲んでから、出発。柳月には昨日立ち寄って来たので、富良野へ向けて直行。
 ほどなく曇ってきて峠は雨でとても寒かったけれど、富良野側はとてもよい天気で、あったか。安心したよ。
 いつもどおりに直接麓郷(ろくごう)へ向かい、途中で撮影などをしながら美瑛へ。

 美瑛町立病院前の「富川食堂」へ行ったけど、連休中のためか閉まってた。ご主人が病気で一時閉店していたと聞いたけれど、だいじょうぶだろうか。

 この周辺、連休中で混んでいるかなぁと心配してたけど、それほど混んでなかった。
 ま、観光名所には近づいていないんですが。
 で、どこに行っていたのかと言うと、画像のようなところ。

 ライダーハウス「ぬのべ」に連泊しました。
 運が良いと、焼肉になります。
 建物は古いですが、中は整理と清掃が行き届いていて、とても居心地は良い。
 ライダーハウスとしてはトップクラスの状態のふとんがあるので、寝袋も必要なし。
 毎年利用してます。
 近くにコンビニが無いので、買い物は済ませておきましょう。
 場所は布部駅近くの消防署の向かいです。

9月24日 富良野〜洞爺湖温泉

 天気予報は午後から雨と告げていたけれど、今朝は晴れていて暖かいです。
 芦別岳がくっきり見えていて、まだ雲は富良野盆地には侵入していません。
 雨は降らないんじゃないかなぁ、なんて甘い考えで出発したら、富良野の盆地の南端で、雨。
 やっぱり留萌(るもい)へ行けば良かった、と思ってもあとの祭り。

 日高周辺は上がっていたけど、苫小牧から白老あたりまで、また雨。強い雨ではなかったけれど。
 でも、白老から先は雨もあがり気温も上がり、助かった。

 チェーンがガラガラとうるさいので、洞爺湖へと国道をそれるところにあったバイク屋で、オイルをくれたら静かになった。
 でもそのバイク屋、チェーンのたるみを調整する際、スイングアームの目盛だけを頼りにチェックしていたので、大丈夫かよ、って思ってたら案の定、ホイールが斜めに付いてやがった。
 そーいえば、「趣味が高じてバイク屋になった」なんて言ってたなぁ。
 それじゃ、趣味のレベルのまんま、シロートといっしょじゃねーか。
 まいっちゃうよ、こういうバイク屋が多くて。

 今夜の宿は、洞爺湖温泉の「大和旅館」
 湯船から、ほんのちょっとだけど、花火が見えた。

9月25日 洞爺湖温泉〜函館

 長万部周辺は霧が濃かったけど、八雲からはきれいに晴れて、有り得ないくらいの暖かさ。
 ここ八雲は天気が悪い日が多く雪も沢山降るそうで、しょっちゅう曇っているから八雲だ、とスタンドの人が言ってた。
 八雲って、こんなに大きな街だったっけかなぁ。

 函館には、正午頃到着。
 こ数日まじめに走ってます。まるでツーリングみたい(笑
 函館のイメージと言えば、坂やレンガの倉庫ってところだけど、俺の場合はフェリーから見える埠頭のガントリークレーンか、造船所です。
 ブザーを鳴らしながら大きなクレーンがゆっくり動いたり、遠くからでも聞こえる高出力の溶接の音、見ていて飽きないです。

 画像は、そういった函館港の片隅に係留されている、たまにしか動かない高速の青函フェリー「なっちゃん」。
 燃料代がかさむからなのか、ハイシーズンにしか運行されていないようです。

9月26日 函館〜青森

 画像は、ニコライ堂やレンガの倉庫近くの有名な坂で、テレビCMに使われたこともあります。
 坂の勾配は大変きつく、13〜15%ってところで、ゆるめの階段くらいはある。もし鉄道なら、アプト式かケーブルカーになるでしょう。
 坂を下った先にきれいに海が見えるのは、数ある函館の坂の中でも、ここだけのようです。
 それにしても、ちょっと整備しすぎかな。

 この坂を下ったところに、有名なハンバーガー屋「ラッキーピエロ」がある。
 個人的には、もうちょっとベーコンが厚く大きくて、パディとバンズがカリッと焼けてて、辛目のトマトケチャップ味だと、いいいんだけど。
 でも、値段は高くは無いと思う。値段相応と言ったほうが良いかも。

 レンガの倉庫群は、内部は土産物屋や飲食店になってて、どうも・・・
 本来の機能として使われている(使ってないかも)レンガの倉庫は、もうちょっとドッグ寄りにいくつかあります。
 誰も見にこないので、ゆっくり見学できるよ(外側だけ)

 新築されたと聞いていたので、路面電車に乗って函館駅へ。
 新しい駅はきれいで機能的。駅前のロータリーも広くなって、混雑が緩和されたと思う。
 でもそのいっぽうで、どこにでもあるような駅になってしまった。場所も少し変わったかな。
 以前は駅前にSLの車輪が置いてあったような気がしたけど、どうだったかなぁ。

 函館の街はたったの1キロほどの幅しかなく、両側は海になっている。そのため、いちど火がつくと風にあおられて大火事になりやすいようで、明治から数回の大火に見舞われ、そのたびに市街地の大半を焼き尽くす大災害となりました。
 現在では延焼防止のため、幅の広い道路やグリンベルトでいくつにも区切られています。
 国内最初のコンクリート寺院も、ここ函館で建設されたとか。
 歴史的建造物がある、坂のある地区で火事が発生したら、登り釜だな。

 名残惜しいと言うか、未練がましいというか、北海道を去りがたく、朝から日が暮れるまで函館市内をウロウロ。
 函館で路面電車に乗るのは、今回が初めてかもしれない。
 レンガ倉庫群周辺は、観光客でたいそうな賑わい。あんまりお客さんが少ないと心配になってしまうので、適度に混雑しているほうが良いね。
 「八幡坂」の街路樹の木陰では、白バイが休憩してます。刺激しないようにしましょう。

 古くからの貿易港は、色々な国の各時代の文化の影響があり、とてもバラエティに富んでいます。
 エキゾチックなんて表現もありますが、悪く言えばゴチャ混ぜで何でもアリ。
 節操が無い、統一感が無いと言ったら言い過ぎかもしれないけど、渾然一体とした町並みが貿易港の特徴でもあり魅力でもあると思う。
 これからも、新しいものをどんどん取り入れていって、新たな魅力が生まれれば、街の活気が耐えることは無いだろう。

 間戸建の街をあれこれと見てまわるなら、バイクを降りて、路面電車と徒歩で巡るのをお勧めします。
 バイクで巡っている人もいるけど、同じ人にあちこちで会ったので、時間的にも大差は無いでしょう。

 どーせガラガラだろうと余裕こいてフェリー乗り場に行ったら、意外と混んでる。ソロだからいいようなもの、これが数人のグループだったらすぐには乗れそうもない。
 結局、日付が変わるちょっと前に青森息のフェリーに乗船。船内で寝て、さらにターミナルでも寝てから出発しようって目論見だったけど・・・

9月27日 青森〜千葉(自宅)

 たいして眠れないままフェリーターミナルで目を覚ました。
 朝6時頃には出発しようと思っていたんだけど、寒くてそれどころじゃない。
 7時過ぎ、まだけっして暖かくはないけれど、あまり遅れるのも何なので、ありったけの物を着て出発。

 フェリーターミナル最寄のインターチェンジから東北道に乗る。気温10度って出てた。高速道路で10度はきつい。
 盛岡の盆地に入ると、ようやく暖かくなってきた。だいぶ南下したなってとこか。
 福島県の郡山ジャンクションで東北道を離れ、常磐道へと向かう。阿武隈山地を越える時雨に降られたが、合羽着っぱなしなので問題なし。
 でも、寒い。

 東北道よりは空いているだろうと選んだ常磐道も、さすがに水戸が近くなると混雑しだした。

 休日と言うこともあり、色々なバイクが走ってる。
 欧州車で高いリアケースなんて付けちゃうと、どう見ても日帰りなのにご丁寧にトップケースに加えてパニアケースまで付けちゃって、デカイの3個も付けてパーキングエリアに見せびらかしにくるんだろうなぁ。
 その気持ちはわかるけど、いい迷惑だから二輪用パーキングのど真ん中に停めないで、ちゃんと端っこに寄せて停めとけ。
 いい歳してんだからさ。

 つくばジャンクションから稲敷に向かい、成田まわりで千葉の自宅に到着したのは、午後7時過ぎ。
 渋滞は、まったくありませんでした。渋滞してるのは、三郷からさきだからね。

 青森から12時間か。
 暖かかったらもっとスピードを出したはずだから、そうすればもうちょっと早く着いたかもね。

 

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