気ままな人生、きままな旅 | |
北海道 2002年夏・1/3 |
雨だよ、雨、雨、雨、あめーーーっ、雨。
宇都宮より北は、全部雨。関東より北はずっと雨。
23時間ずっと雨。
大間のフェリー乗り場でちょっと晴れ間が見えたけど、北海道も雨。
で、再び関東に戻るまでずっと雨。
北の天気隔年説を支持するなら、来年はいい天気かもしれない。
うん、来年に期待しよう!
ほんとーはね、バイクで行こうとしてたんですよ、ほんとはね。
エンジンからフレームまで塗装しなおして、3年ぶりに車検取ったんだから。
でもね、距離計が動かないんですよ。距離計無くても走れるんですけどね。
そしてエンジンからかなりのオイル漏れ。 注ぎ足しながら走れば平気なんですけどね。
後ろサスペンションからもオイル漏れ、しかもボタボタと。ええ、オイル抜けても走れるんですけどね。
でも結果的に、天気が悪かったからクルマで正解だったと、そう考えることにしました。
大間フェリー乗り場 |
ここまで600km23時間、ずっと雨。
晴れ間が見えたときには、うれしかったよ、ほんと。 世界がガラって変わって、気分も晴れてくるんだから。
この時はまだ期待してたんだよね、これからの好天を。
このフェリーの面白いところは、クルマは埠頭の駐車場に置いて、函館に買い物に行く人がかなりいるってとこ。 身ひとつならば、青森に行くよりも安いからね。それに青森よりも函館のほうが、こう言っちゃぁ悪いが、洗練されているからね。
もうこの時期になると、北海道から帰ってくる人のほうが多く、すんなり乗船できました。
そーいえばニセコ。コンビニを見つけられなかった。 去年は有ったのになぁ。夜遅くて閉店してたのかな。
19日はさ、羊蹄山に登るつもりだったんだけど、朝ニセコで空を見上げて早々とあきらめたわけね。
でもって1周できるようになったって聞いたから、積丹半島に行ったんだけど、雨は時折止むものの、日が射さないんだよ、ゼンゼンね。
だから写真を1枚も撮らなかったよ、珍しく。 うまい人は雨でも曇りでもきれいな写真を撮れるんだけどさ、俺は太陽頼みだから。
糠平(ぬかびら)湖畔の廃鉄道橋 |
舗装されたと聞いたので、旭川から三国峠を越えることにした。
三国峠は変わったなぁ。道が付け替えられ舗装され、峠に売店までできてかつての雰囲気は全くなし。 こんな明るい峠ではなかったのに。
ついでに、十勝三俣の踏み切り跡も、もうなかった。路床はまだかなりはっきりしていたけれども。
写真は糠平湖畔に点在する、廃線跡の鉄道橋梁。 これに関する資料館もあり、一見の価値あり。 30年程前に廃線となったと思う。
写真の橋梁はダムの水位が低い時にしか姿を現さず、この時期に見られるのは珍しいそうだ。
こういうの好きなんだよね、俺さ。 以前は大活躍したのに、今は忘れ去られたものが。 ゴミだったり、障害物だったりなんだけどね。 大昔のものはみんな大切にするのに、ちょっと前のものには見向きもしないんだよね。
日本の近代化や経済発展に無くてはならなかった、橋やトンネル、水門や工場の古い機械、今その上に立って生活しているんだと思えば興味がわくでしょ。
扇ヶ原展望台のキタキツネ |
北キツネね。
これがさ、クルマが来るたびにエサを期待して寄って来るんだよ。で、運が悪いと轢かれるわけね。 まぁ、エサを与えてはならないんだけど、あげたい気持ちもわかるわな。 ただそれが原因で、クルマにひかれて死ぬキツネがいることも考えねばね。
絶対に人間に近づかないヤツもいるんだけどね。
富良野の近所の林の中の直線路を走っていたとき、前のほうのなんでもないところにクルマが停まってたわけよ。 とうぜんキツネはクルマの陰になって見えるはずも無いわな。 キツネにエサやってやがる、って思ったときにはもうその車の横を通り過ぎる直前で、あやうくクルマの陰から飛び出してきたキツネをひき殺すところだったよ。
あの緑色のワンボックスに乗っていた家族は、その時どう思っただろうか。 自分たちが良かれと思ってしたことが原因のひとつとなって、キツネが死ぬことも有るって学習できたかなぁ。 それとも、住宅街でも同じことをやらかして、人が死ななきゃわからないかなぁ。
彼らの想像力と学習能力に期待するよ、ほんと。
で、この日は「道の駅摩周湖温泉」で、温泉なんてないんだけど、夜を明かすことのなったんだけど、暴風雨。 ほとんど台風。 クルマがものすごく揺れて、目の前の木は折れそうだったよ
まったくバイクとチャリのヤツらが気の毒だよ。
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