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気ままな人生、きままな旅

オーストラリアツーリング記 17

ブリズベン → シドニー 1068km

6/19 〜 21 ブリズベン 〜 サーファーズパラダイス連泊 82km

 結局サーファーズパラダイスに3連泊してしまった。
 モールにある案内所で紹介された宿へ行ってみたら、けっこう居心地が良い。パースで出会ったやつもいた。さらに、ここにずっと泊まっている同朋は日本から釣り道具を持参して来ていて、彼が釣ったさかなを煮て食べたら、これがうまい。スーパーで売っているのとは大違いだ。彼によると、こちらの人はあまり釣りをやらないのでさかなの警戒心が弱く、よく釣れるそうだ。エサは干潟の泥の中で捕まえてきた、カニだかエビだそうだ。
 普段は値が張る海岸沿いのホテルも、オフシーズンには宿泊料を下げるので、数人で借りると安く豪華なホテル暮らしができるらしい。
 ここはきれいなビーチで有名なのだが、天候が悪くて気温が低いので、とても泳ぐ気にはなれない。それでも泳いでいるヤツはいたが。

6/22 サーファーズパラダイス 〜 Nambucca Heads 396km

 10時半過ぎに出発して400kmを走り、日も暮れてから、ここNambucca Headsにあるバックパッカーに到着した。
 ニューサウスウエールズ州に入るとき山脈をひとつ越えるのだが、そこから急に気温が下がり3時を過ぎたあたりからは寒くなってしまった。宿に着いてもヒーターが無いので、冷え切ったからだがなかなか温まらない。
 モーテルに泊まったほうが良かったかもしれないが、こじんまりとした宿で宿泊者も少なく、静かでなかなかよいところだ。バイクもちゃんと屋根の下に置ける。
 夕飯は自炊で、おそらく最後のあさり缶詰ご飯。ムール貝缶詰ご飯や乾燥グリンピースご飯とともに、こいつにはお世話になった。
 いよいよ明日が最後の走りになる。たぶん日没には間に合わないだろうけど、シドニーに着く。ここまできたら、ノートラブル、ノーパンクでたのむゼ。

 この宿で同宿となった、昨日シドニーを発ちこれから一周する日本人ライダーから、「いっしょに行こう」と言われ、できればそうしたいと思った。

6/23 Nambucca Heads 〜 シドニー 590km

 例によって10時過ぎに出発。
 日曜は道が空いていると宿のおばちゃんに聞き、出発。
 シドニーに近づくと、これまでの農村風景が大都市のベッドタウンへと変わってきた。
 一気に160km走ったりして、午後5時頃ハーバーブリッジを渡り、シドニー中心部へと入った。料金所のアニキが「一周してきたのか?」話し掛けてくれたのがうれしかった。
 夕暮れのハーバーブリッジから見たオペラハウスや市内の夜景はすばらしく、この旅の最後を飾るにふさわしかった。
 その後、「帰ってきたらぜひここに宿泊してくれ」と途中で出会った人に勧められた宿を探して市内を散々迷い、電話をして道順を聞いて「タニアズプレイス」というプライベートホテルに落ち着くこととなった。ここは夕食がつくので楽なのだ。自炊はもう飽きた。ただ、部屋の天井が高く、ちょっと寒そう。毛布しかないし。
 夕食後、テレビで何と「影武者」を見た。吹き替えではなく英語字幕で、訳し方がおかしかったせいか、夜中の3時過ぎまで見てしまった。

6/24 〜7/28 シドニー滞在

 まずはバイクを売らねばならない。ちょうどこれからオーストラリア一周を始めるライダーが同宿者にいたので、そいつに売ることになった。俺にしてみればバイク屋に売るよりも高く売れるし、彼にしてみればバイク屋で買うよりも安く変えるし、何よりもバイクの状態を俺から正確に知ることができる。

 シドニーに到着してからは何をするわけでもなく、ただただ時間を過ごしていた。ビザや航空券の期限が来れば帰国しなければならないのだが、ここへ来て日本に帰るのがイヤになってしまった。だから、特にあてもなく時間を使っていた。

 この旅を終えてハーバーブリッジを渡った時に感じたことは、オーストラリア一周を終えた征服感でも達成感でも無く、旅が終わってしまった寂しさだった。それと同時に、自分の人生にひとつ大きな区切りが付いたことが、より寂しさを増幅していた。

 帰国して職についたのは、さらに半年を過ぎてからである。


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