![]() |
|
![]() |
|
気ままな人生、きままな旅 | ![]() |
![]() |
|
北海道 2001年夏・2/3 |
![]() |
ノシャップ漁港 |
夜明け前に起きると、すでに漁から戻ってきた漁船からコンブをリヤカーやトラックに積み替えていた。朝3時ころには起きて、寝るのは夜10時ころだそうだ。
今日は朝からいい天気で、サハリンが良く見える。
宗谷岬で絵葉書なんぞを書きつつ食べた朝食は、毎度のようにセイコーマート(北海道のコンビニ)のお弁当。ウニやイクラも探せば安い食堂もあるけど、あの値段ならうまくて当たり前ってところ。
流石は岬の先端、潮の流れが非常に早い。
いい天気でとても気分良く、オホーツク海に沿って南下。典型的な海岸段丘の地形で、途中岡の上にある、国道に沿って走る農道に入ってみる。こっちのほうが静かで気分がいい。
![]() |
うし |
![]() |
廃線の鉄橋 |
![]() |
旭岳から黒岳を望む |
朝5時50分始発のロープウエイに乗る。早朝だけどほぼ満員。ロープウエイを降りて少し歩き、リフトに乗り換えてさらに上まで行く。
今日は黒岳から旭岳(あさひだけ)を経て旭岳温泉ロープウエイで降りてからバスで旭川駅に出て、そこからさらにバスに乗り再び層雲峡に戻ってくる予定だ。14時半までにロープウエイを降りなくては。いつも同じ道で下山するのはつまらないからね。
大雪山と言うのは大雪山系にある山の総称で、一番高いのは旭岳だ。この旭岳と黒岳はロープウエイを利用して短時間で登れる。
タオルを忘れてしまったけど、ラッキーなことに途中で黄色いタオルを拾った。ザックの底に予備のタオルがあるけど取り出すのはめんどくさいから、この黄色いタオルを山登り用としよう。
リフトを降りたところが7合目で、そこから一時間ほどで黒岳山頂に着いた。高曇りで低いところにもたくさん雲があるけど、山頂やこれから歩くところは完全にその雲の上にある。ここも高山植物が豊富だ。
しばし景色を楽しんだ後、朝日岳方面へ下る。避難小屋の少し先で道が二つに分かれる。ここからはじまる大きな火口壁上の右側を回る道と左側を回るルートの分岐点だ。左側を行くことにする。そのほうが少しは時間の節約になるようだ。
火口原には降りられない。有毒ガスが出ることがあり、たまにシカやクマが死んでいるそうだ。
再びルートが合流するところへの登りで、ロープウエイで一緒だったオーストラリアの女性に追いつく。盛んに花の写真を撮っていた。彼の地は乾燥していて、植物少ないからなあ。俺も咲いている時のコマクサを初めて見た。チングルマはすでに花が終わり、種を作っていた。
この女性は静岡県の清水市で教師をしているそうだ。オーストラリア西南部の端っこの方、パースの南にある小さな町の出身で、兄弟はブルームあたりの炭鉱でニッケルや鉛を掘っているそうだ。俺もその辺りは行ったことがあるので話が弾む。北海道は欧米の観光客も多いのだが、景色がヨーロッパやオーストラリア東部海岸線沿いの地域に似ているそうだ。オーストラリアには無い火山が面白いらしく、俺の火山島に住んでいた経験から、溶岩は最初は黒いがやがて含まれている鉄が錆びて赤くなることなどを話したら、興味深く聞いてもらえたようだ。しかし話しながら彼女のペースで歩くのはとても疲れた。彼女の荷物は少ないけど、どうしてそんなに体力あるの?
彼女は火口壁をぐるりと回って黒岳ロープウエイへ戻るので、朝日岳への分岐で別れた。おかげで楽しく登ることができた。
さて、旭岳への最後の登りはとても急で、目の前で威圧するようにそびえ立っている。残雪の上に例の小砂利溶岩が播いてあるので、あまりすべらず登りやすい。登り始めてみると意外とあっけなく旭岳山頂に到着した。反対側から登るほうがずっときつそうだ。
![]() |
旭岳の噴気口 |
![]() |
銀河の滝 |
今日の目的地である知床半島ウトロの羅臼岳登山口までは、たいした距離ではないから遅くまで寝ていられるのに、朝6時には起きてしまった。とりあえず層雲峡の銀河の滝などを見に行ったけど、たいして面白くないし寒いので早々に移動を開始する。
霧の中大雪ダムを通り、今日は少し遠回りになるけど、行程に余裕があるし真っ直ぐ行ってはつまらなそうなので、留辺蕊(るべしべ)、遠軽(えんがる)を通って湧別(ゆうべつ)でオホーツク海に出てから、知床半島のウトロまで行く予定。
![]() |
ひまわり畑 |
![]() |
遠軽駅構内のターンテーブル |
![]() |
ウトロの鹿たち |
![]() |
ウトロの夕日 |
![]() |
羅臼岳 |
朝5時50分から登り始める。最初のうちは樹林帯で風がなく暑かったけど、羅臼平に出ると樹林帯は終わり風が吹いて涼しくなった。クマ注意の看板が出ていて、かなり不安になった。羅臼平まで3時間、そこから山頂まで1時間かかった。羅臼平の上にある水場は水は出ているけど、水筒を満たすにはかなりの時間がかかりそうだ。
山頂は狭く人で一杯だったけどなんとかお店を開くスペースを見つけて、いつものお昼ごはん。登ってみて初めてわかったんだけど、知床峠のパーキングからは山頂を拝むことはできない。オホーツク側は快晴だけど、太平洋側は低い雲に覆われていて完全な雲海。その雲海に浮かぶようにして、北方領土が良く見えていた。知床半島を堺に天候がはっきりと分かれているのがよくわかり、とても面白かった。が、明日からはあの雲の下を走るのかと思うと、ちょっと気が重くなった。このところずっと太平洋側は曇りだからだ。
だんだん人が増え込み合ってきたので、スペースを空けるべく下山を始める。下っているあいだにもたくさんの人とすれ違った。これではすぐに山頂は満杯になって、渋滞が始まるだろう。涼しいこともあり、早朝に出発するに限るわけだ。
羅臼平からは一気に下って、13時前に元の岩尾別温泉に到着。すぐそばの露天風呂に入る。この露天風呂はホテルの施設だけれど、ゆうべの駐車場係りのじいさんに無料で入れるよと教えてもらっていた。海パンはいて入ってる野郎がいるのには、ガッカリした。いいとしこいて、まったく。
![]() |
木造廃船 |
水着を着て温泉に入るのは、やめましょう! 興ざめです(女性は除く) |
![]() |
納沙布岬 |
夜の根室駅は静かで、よく眠れた。
この駅は大正10年8月8日開業で、花咲線全通80周年と書いてあった。意外と早い開業に少し驚いた。
早朝納沙布岬に着いた。アーチ型のモニュメントと天気の悪さは、以前のままだった。そのあと“日本最東端の駅”という文句につられて、東根室駅に寄った。なんと木製床のホームだった。ここからなるべく海岸線沿いを行くことにする。国道を通ってもつまらないからね。
物好きにも、落石岬に寄ってみた。クルマを置いて10分ほど歩いて、灯台まで行く。ここは周囲の植生が保護されていることもあって、以前とほとんど変わっていない。10分くらいは、俺一人しかいなかった。やっぱり早朝に来るに限るか。
霧多布岬で、いつものようにコンビニで買ったお弁当を食べる。すぐ近くに“霧多布温泉ゆうゆ”というのがあり、迷わず入浴。層雲峡温泉以来、3日ぶりか。広くてゆったりしていて、いい気分。
13時ころ釧路にはいる。コーヒーをがぶ飲みしたくなったのでファミレスを探すけど、なかなか見つからない。ケンタ、マック、モス、でもファミレスが出てこない。市街地を抜けあきらめかけたころ、ようやく“ビクトリア”っていうファミレスが出てきた。
コーヒー飲み放題、サラダバー食べ放題。フライドオニオンがあったのはうれしかったけど、オリーブが無かったのは残念。支払いの時ここの店長に聞いて、やっとオシマ、イブリ、ヒヤマの位置がわかった。さらにこの店長、駐車場まで出てきて丁寧に道を教えてくれた。
音別から十勝川河口にかけての海沿いの道は、所々舗装が無かったりセンターラインが無いくらいの狭さになったりした。厚内オコッペのキャンプ場は、すごくさみしそうだったけど、浜には砂で作った彫刻がたくさんあった。
黄金道路はその名の通り、やたらと工事中のところが多い。日が落ちてから襟裳(えりも)岬よりも先に、食べ物を求めてえりも町中心部に向かう。又々コンビニでお弁当を買い、襟裳岬へ。雲は低く、高さ100メートルも無いんじゃないかな。でも視界は割と良くて、沖の漁船の明かりが見える。ここの灯台は陸まで照らしている。
十勝川から広尾までの国道336号線は、もっとも北海道らしさが味わえる道かもしれない。晴れていれば、きれいだったろうなぁ。今日はお風呂にファミレスと、贅沢三昧の一日だった。残るは洗濯だ。
帯広の南東の忠類村の海岸付近に、ホロカヤントウという場所があります。ホロカは幌加と書くと思うのですが、それ以上はわかりません。 この地名、会津の熱塩加納村くらいのインパクトがあり、気に入りました。 |
というように岬の駐車場で過ごしていたら、地元の女らしい数人のグループがクルマでやってきて、おしゃべりを始めました。それだけならまあ、いいけど、なんとそいつら花火を始めやがった。 「おめーら、ほかに行くとこネェーのかよぉ」 「無いよ!」 |
お店の入り口を開けっ放しにしたのは、私ではありません。私はあなたよりずっと背が高いので、あの半分シャッターが閉めてあったところから入ったのではなく、別のところから入ったのです。 ですから眼鏡を下にずらし、のぞき込むようにして小声で、「虫が入るんだよな〜」なんて言うのはよしましょう。 自動ドアにするのが、いいと思います。 |
ページ 1 2 3 | 次のページへ▶ |
▷ もどる ◁ | |
![]() |
|
![]() | 気ままな人生、きままな旅 |
▷▶ HOME ◀◁ |