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気ままな人生、きままな旅

オーストラリアツーリング記 6

ユララ → ポートオーガスタ 1510km

3/2 ユララ 〜 Marla 500km

 久しぶりにひとり。いざこうなると、少しさびしいものだ。
 Erldundaで、先日ポートオーガスタのバイク屋で会った女性に再会。もう10ヶ月近く走っているそうで、ケープヨークにも行ったそうだ。彼女の話を聞いて、俺もOodnadatta Trackくらいは行こうかと思った。
 実は彼女もエミのことは知っていたらしく、エミとユララまでいっしょだったと言ったら、「大変だったねぇ、よく我慢した」ってことだった。やっぱりそうなのか。
 この先ダートに入るのはいいが、予備の燃料タンクが無いと心細い。ここでは5リッター缶は5ドルだが、10リッター缶は30ドルする。今後のことを考えると10リッター缶のほうが良いのだが、30ドルという値段に躊躇してしまう。都市部では20ドルくらいで売っている。
 いい調子で金を使ってきたので、金銭的に予定通りまわれるのか心配になってきた。
 今夜のキャラバンパークは、受付が終わったあとに着いたので、もしかしたらタダかも。
 今日はすごく単調な道をただ走っただけだった。

3/3 Marla 〜 ウイリアムクリーク 430km

 Marlaからすぐ、Oodnadatta Trackが始まった。未舗装路が約700km続くが、比較的走りやすい。深い砂や大きな石、カーブは無く、道幅もしゅうぶん。ただ、100kmくらいごとに突然現れる直角カーブには、注意が必要だ。
 ウイリアムクリーク手前20kmで、チェンがはずれてしまった。もう使用限界を超えて、伸びきっている。切れはしなかったので、スプロケットにはめて再スタート。ダートはあと300km続くのに、大丈夫だろうか。
 夕食後、ここのキャラバンパークもいっしょに経営している、テントサイト横のバーに行ってビールを飲む。もうひとりのドイツ人キャンパーや、モーテルに宿泊している客、バーの主人たちと話しがはずんでおもしろかった。バーの人に見せてもらった砂嵐の時の写真は、すごかった。また、このドイツ人の英語が、ちょうど俺と同じくらいのレベルだったので、話していて余計に楽しかった。
 ここ、ウイリアムクリークは、200km四方何も無い。すべてが砂埃で赤く染まっている。電話は無線で電気は自家発電だが、何軒かの家があり子供もいる。ここから通勤している人もいる。
 テントサイトは、牛の足跡だらけだ。
 チェンよ、もう少し頑張ってくれ!

3/4 ウイリアムクリーク 〜 Leigh Creek 320km

 8時半に出発。途中にLake Eyerという、琵琶湖よりもはるかにでかい塩湖があった。海岸から500kmはあるというのに、海面下12mと海より低い。雨季には水が張るらしいが、乾季の今は水は無く塩で埋まっている。その上を歩こうとしたら、塩が水分を含んでいて泥状になっていて、足がずぶずぶとめり込んでいって歩けなかった、遠く真っ白な地平線の上には、ゆらゆらと島影が揺れていた。
 12時半にMareeに着いた。親切で笑顔の絶えない、おそらくアボリジニと西洋人のハーフの兄ちゃんの店員と、俺を取り巻くたくさんのアボリジニの子供たちでにぎやかなロードハウスで給油とランチ。大都市から離れるほど、ガソリンの値段は上がっていく。それにしても、アボリジニと西洋人のハーフの子供は、ものすごくかわいい。連れ帰りたいくらいだ。
 その後順調に進み、リンドハーストに到着し、730kmに及んだOodnadatta Trackの未舗装路は終わった。
 よくぞチェンが持ちこたえてくれたと思ったのもつかの間、Leigh Creekの町を出ようとしたら、はずれてしまった。すぐはめて走り出すが、50mも行かないうちに又はずれてしまう。何度やってもすぐはずれてしまうようになったので、再びロードハウスに戻り修理をしようとしたところ、夕べのバーでいっしょだったオージー夫婦と再開。わけを話すと、「明朝8時半にここに来てくれ、なんとかする」と言ってくれた。彼は何度も親指を立てて、「心配するな」と励ましてくれた。
 開き直って、すぐ近くのスーパーの前の駐車場でアイスクリームを食べていたら、バイクに乗った高校生が来たのでわけを話すと、わざわざ一旦自宅に帰ってチェンカッターを持ってきてくれた。これで何とかなる。この高校生が神様に見えた。ろくすぽお礼も出来なかったが、今となっては心残りだ。
 スイングアームをはずせばチェーンははずせるし、新しいチェンも持ってはいるが、ジョイントが無いのでつなげないのだ。
 カッターでチェンを切り、ひとコマ分短くつめる。
 次に、バイクを横倒しして、チェンの下に石を置き、アウタープレートをそこらの石でひっぱたくと、あっけなくチェンがつながったではないか!
 な〜んだ、最初からこうしていれば、チェンをカットしてひとコマ詰めて、またつなぐことが出来たのにぃ。ま、いいか。
 しかし、こんな適当な修理で、ポートオーガスタまでもつのだろうか?
 
一応修理は終わったが、今夜はここに泊まることにする。キャラバンパークは気に入らなかったので、バーも併設しているウエストエンドホテルに泊まることにした。
 バーで飲みながら今日のことを話していると、バーのアネキがどっかに電話をしてくれて、明日の朝10時にここに来てくれと言う。ジョイントを誰かに頼んでくれたようだ。まったく、なんて親切なやつらばっかりなんだ。
 で、このホテル。44ドルするだけあって、とても清潔で居心地が良い。お茶菓子があり、コーヒーはほとんど飲み放題で、冷蔵庫まである。すべての設備が揃っている。バスルームは8畳くらいの広さで、かえって落ち着かないくらいだ。たまにはこういうところもいいもんだ。
 しかし、さらにお金が心配になってきた。
 明日はどうなることやら。

3/5 Leigh Creek 〜 ポートオーガスタ 260km

 結局、自分で修理したままで出発。
 昨夜のバーのアネキは、ジョイントを持っている人を紹介してくれたが、サイズが合わなかった。オージー夫婦も手を尽くしてくれたが、どうにもならなかったらしい。
 途中、Hawkerという町にあった、ちょっと古めかしいミルクバーに寄ってハンバーガーを食べた。ここのアネキはとてもかわいくて、今まで見たオーストラリアの女性の中でいちばんだと思った。
 Leigh Creekからここまでの道は、両側にやまが見えて景色に変化があり、道も適当に起伏とカーブがあって、とても気分が良かった。
 なんとかチェンはもってくれて、ポートオーガスタにたどり着くことが出来た。
 ここのキャラバンパークにいた3人の日本人ライダーといっしょにクッキング。みんな以前にどこかで会っている。豆ご飯にベーコン、玉子、たまねぎ、じゃがいも、久しぶりにまともな食事だ。
 今夜はぐっすりと眠れそうだ。

3/6 ポートオーガスタで休養

 今、夕食を終え、コーヒーを飲みながら芝生の上に寝転んでこれを書いている。
 朝、他の3人は出発していた。ラッキーなことに、その中のひとりから5リットルのガソリン缶をもらった。
 俺はのんびりとバイク屋に行くと、「チェンのコマ数を詰めて長さを調整しておくから、明日又きてくれ」と言われた。エアフィルタに穴があいていたので交換したかったが、入荷に時間がかかりそうなのであきらめた。
 その後、ウールワースへ行き、食料と接着剤、針金を手に入れた。ずり落ちてくるウインカと、カウルのヒビを直したが、カウルのほうはそれを支えるフレーム自体が変形しているので、無理だった。長すぎてちゃんと固定できなかったリアキャリアのボルトも交換。
 昨夜日本人が4人もいたのに、今夜は俺ひとり。
 昨日と変わって、夜になっても涼しくならない。完全に日は暮れたのに、プールに入っているやつもいる。
 食料をちょっと買いすぎたかなぁ。

3/7 ポートオーガスタでバイク整備

 バイク屋NORTHERN MOTORCYCLESへ行って、チェン、前後スプロケ、オイルフィルタを交換、メーターケーブルを取り付けた。全部で194ドル。なかなかいい店だった。
 午後からキャラバンパークへ戻り、ずっとプールで遊んでいた。地元らしい兄ちゃん、姉ちゃん、どっかの子供たちといっしょに遊んだ。西洋人は水に入ると髪がぺッタンコになってしまい、髪の少なさが余計に目立つようだ。
 夕方になり日本人がやってきたので、いっしょにBBQをやった。
 夜になると風が強くなってテントがあおられるのでちょっと不安だが、このツーリングの最初の日よりはましだ。後でわかったのだが、あれはサイクロンだったらしい。
 明日からはついに、何も無いといわれる西へ向かう。


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