気ままな人生、きままな旅

オーストラリアツーリング記 9

パース → エクソマス 1861km

4/17 パース 〜 Cervantes 241km

 つい長居をしてしまった、ここパースのRBPからやっと出発できた。居心地良かったもんなぁ。
 しかし、出発時刻は遅れにおくれて午後4時近くだったので、ピナクルズは見られなかった。明日見よう。
 暗くなってからCervantesのキャラバンパークに到着した。先に出た横井さん、矢野君、ツレちゃんがいた。
 明日はピナクルズを見てから、Geraldtonまで。しばらくはグループで走れそうだ。とりあえずさびしくは無い。
 RBPに長く居たせいか、パースまではずっとひとりで居たせいか、グループで走りたい。

4/18 Cervantes 〜 ハットリバー王国 420km

 ピナクルズをしばらく見学してから、11時にCervantesのキャラバンパークを出発。俺、横井組と、矢野、ツレちゃん組に別れて行動。Geraldton付近で2組はバラバラになってしまい、俺、横井組はGeraldtonの北100km余にある、ハットリバー王国というところでキャンプ。
 王国と言ってもこのあたりでは普通の農場なのだが、穀物の政府買い上げ価格をめぐってこの農場主と政府が対立し、ついにこの農場主は独立を宣言したそうだ。この王国の中にはイミグレーションや郵便局があり、自国の切手や通貨まで発行している。
 そしてここのキャンプ場はとても静かで、いい夜を過ごせそうだ。
 明日はモンキーマイアまで行く予定。
 もうひと組の矢野君とツレちゃんは大丈夫だろうか。ツレちゃんのXJ550はスターターの調子が悪いので修理をしたがっていたので、Geraldtonのバイク屋にでも行ったのだろうか。

4/19 ハットリバー王国 〜 モンキーマイア 382km

 ハットリバー王国で切手とお札を買いモンキーマイアまで、今日はただ走っただけという感じだ。
 モンキーマイアでは、矢野君、ツレちゃん組と合流。
 沿岸部に出ると、雲が厚くあまりいい天気ではない。そのせいか、海を見ても全然キレイじゃない。
 明日は天気が良くなることを期待しよう。
 だいぶ北上したためか、暑かった。

4/20 モンキーマイア 〜 Carnarvon 243km

 モンキーマイアではイルカを見た。目の前をゆっくりと泳いでいく。こんなにちかう出見たのは、初めてだ。
 途中の砂浜でいい気になって走っていたら、数回転倒してしまった。
 ほんとに貝殻だけで出来ているシェルビーチで、バイクを乗り回したりしていたので、今日はCarnarbon手前のWooramel Roadhouseのテントサイト泊まり。
 ここに着くちょっと前から風雨が激しくなったので、みんなでキャビンかオンサイトバンを借りたかったのだが、そんなものはここには無かった。

4/21 Wooramel Roadhouse 〜 Carnarvon 168km

 昨夜は雨と風が強く、ツレちゃんのテントは倒れてしまったそうで、なんだか眠そうにしている。
 そして今日も雨と風が強い。何もさえぎるものが無いまっ平らな大地を、強風が吹き抜けていく。そして、その平らな地面が、だんだんと水で覆われていく。Carnarvon手前10〜5kmのところは、もうすぐ道路が冠水しそうだった。
 これ以上走るのは危険そうだし、今日はもう走りたくは無いので、Carnarvonで4人で宿探し。モーテルはどれもひとり30〜50ドル。この小さな町には、そんなにたくさんの宿泊施設は無い。結局4人で、6人用のオンサイトバンを借りることになった。
 とても快適で、オールファシリティーズ アベイラブルっちゅうやつだ。
 しかし夜になったら天気は回復し、外でバーベキュー。
 管理人の話しによると、なんとサイクロンが来ていたそうだ。どうりでひどい天気のはずだ。
 シドニー直後のサイクロン以来、これでふたつめだ。

4/22 今日もCarnarvon

 オンサイトバンに連泊。
 港やラグーンに行って、少しダートを走り、夜はまたまたBBQ。
 天気も回復だ

4/23 Carnarvon 〜 エクソマス 407km

 途中寄ったコーラルベイは、その名のとおりとてもキレイだった。ここは見に行くところではなく、ゆっくりと過ごし、泳ぐところだ。
 エクソマスの中心部より少し先に行ったところのキャラバンパークに、暗くなってから到着。ここに、以前スチュアートハイウエイで会ったやつがいた。彼の話を聞き、ハマスレーレンジ行きは中止。水が全く無く、滝もプールも無いそうだ。そのかわりに、エクソマスに連泊して、ゆっくり過ごすことにする。

4/24 今日もエクソマス

 市内から60kmほど、途中ダートを通り、この半島の反対側にある、ターコイズベイで一日中泳いでいた。
 その名のとおり、ターコイズブルーの入り江で、砂は真っ白。そしてこの美しい入り江には、俺たちしかいない。


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