気ままな人生、きままな旅

費用について

 え〜、冒頭からこのようなことを言うのはどーかとは思いますが、費用については詳細はわかりません。記録はとりませんでした。
 たいして気にせずに適当に使ってました。余計な心配はしたくなかったもので・・・

いったい、いくら必要なのか?

 俺の知る限り、少ない人で100万、多い人で150万超ってとこでした。
 だからと言って、必要な額だけあればいいかって言うと、そうではありません。必要な金額プラスその3割以上ってとこです。
 資金の余裕は精神的な余裕を生みます。この余裕の無さはアクシデントを呼びます。アクシデントは循環するのです。
 節約のために食費をけずるとどうなるでしょう?短期間ならいざ知らず、長期になると体力が落ち体調も悪くなり病気にかかりやすくなります。気合ではカバーできません。体力の裏づけが無い精神力は無意味です。
 バイク代をケチったらどうなるでしょうか?当然故障する確立は高くなります。修理費がかかるだけではなく、修理中の宿泊代もかかります。
 一度アクシデントが起きると、そこから回復するためにはお金と時間が必要です。何か起きてお金と時間がかかるとさらに余裕を無くし、再びアクシデントが起きる可能性はさらに高くなります。再発すればするほど、再発率は高くなってゆくのです。アクシデント循環のわなに落ちるのです。

お金の持ち方

 基本は分散して持つことです。現金とトラベラーズチェックとクレジットカードです。
 チェックは5000ドル用意し、必要に応じて銀行で現金化していました。
 バイクはカードで買っています。ビザかマスターのマークが入っているカードが必要でした。
 現金は10万円分を両替し、あとはカードで必要なときにCDから現金を引き出しています。
 多額の現金を持っていると、それが気になってしまうので、安全上も避けたほうがいいでしょう。
 現地の人は、100ドル以上の現金を持ち歩くことは非常にまれです。
 ただ、30ドルを境にしてカードを使うか現金で支払うかを決めていました。あんまり小額だと悪いし、断られる場合もありました。また、地方のロードステーション(ガソリンスタンド)ではカードは使えないことがあります。

コイン、紙幣の種類

 1、5、の他に、2と3があって複雑です。2ドルコインとか30セントコインとか20ドル札とかです。
 日本人にとっては面倒ですが、彼らにとってはこのほうがいいらしいです。
 やたらでかいコインやビニールのお札があって、ほとんど子供銀行。
 たしかに彼らは計算がへたです。しかしそれはアタマが悪いからではなく、12進法の習慣によるものです。10進法よりも面倒なので、計算がヘタになるのです。
 今ではオーストラリアも十進法の度量衡ですが、以前は違っていました。12インチで1フィート、3フィートで1ヤードとか、16オンスで1ポンドなんてやってたら、計算がヘタになります。 9X9ではなく、12X12まで覚えなきゃならなくなったら、たいへんでしょ?
 国によっては、15X15まで覚えさせられるとこもあるんですよ。でもそんなことをするより、10進法で繰り上がり計算をしっかりやったほうが、結果的にはいいのです。

銀行

 コモンウエルス銀行とANZ銀行が主で、これら銀行でチェックを現金化していました。
 小さい町には無い場合もありますので、日程と費用を計算して、あらかじめ多めに現金化します。
 ANZと言えば、アンザックデー、たしか第一次大戦の戦勝記念日で祝日だったと思います。これちょっと複雑なんですが、アンザックとは、オーストラリア アンド ニュージーランド軍部隊のことで、彼らはイギリス軍が敵前上陸するあいだ敵を引きつけたり、イギリス軍の前方に配置されることが多かったようです。つまり、損な役を引き受けた、というよりも引き受けさせられたようです。
 ついでに、第二次大戦の時、日本はオーストラリア北部の都市を爆撃し、南太平洋上の島で直接戦闘を交えています。

 


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