国道、幹線道路
日本と同じで、舗装化がどんどん進んでいます。
路面の状態は心配無いです。(ごくたまに、路面に大穴があいていること有り)
東部海岸沿いを除けば、ほとんど直線ばかりです。
市街地を除くと、制限速度は100〜110キロで、クルマの流れは(滅多に会わないけど)130キロ以上です。
中部、西部では、10〜15キロ先まで見えます。何も無いけど。
東部以外ではロードステーションの間隔は、100〜300キロです。
所々にレストエリアが設けてありますが、ベンチとテーブルがあるくらいです。たまに緊急用の水タンクがあるところもありますが、飲んだことは無いというより、飲む気にはなりませんでした。
運転マナーは、日本よりもいいです。
夜間は、路上に涼みに出ている牛と、ヘッドライトに飛び込んでくるカンガルーに注意が必要で、衝突したらクルマでも大破間違い無しなので、暗くなったら走らないほうが身のためです。
昼間でも、牛が突然走り出したり、エミュー(ダチョウ)が飛び出すので、注意が必要です。
路上で死んでいる牛やカンガルーがくさいです。これを食べに、大きな鳥が群がっています。
たまに砂漠のど真ん中に、原住民がいてビビリます。
未舗装路
情報は他のライダーから得るか、各週のホームページ、現地の自動車協会、警察、ロードステーション等で得てください。
各ロードステーションが本当に営業しているかどうかも、確認が必要です。
ロードステーションでは最近のクルマの通行状況を聞いてください。2,3日クルマが来ないなら、どこか不通になっている可能性が高いです。
1000キロ先で降った雨が数日かけて流れてきて、不通になることもあるので、なるべく最新の情報を仕入れてください。
水かガソリンが切れた時点で遭難なので、気をつけましょう。
道路標識
直感的にわかるものがほとんどで、心配はありません。
カーブの手前に制限速度を示す標識があったら、本当にその速度まで落としたほうがいいです。あちらの標識は日本と違って、マージンはほとんど無いので気をつけましょう。
市街地手前には、速度を落とさせるための凸凹が道路にあります。ほんとに指示どおりに減速しないと、転倒のおそれがありますので、注意しましょう。
ロードステーション
砂漠の中にぽつんとある、旅行者のオアシス、毎日利用するのですから。
ガソリンスタンドのことですが、その名に恥じない規模と内容のものがあります。
チョーいなかをのぞけば、ほとんどセルフ方式です。
道路の情報を得ることもできます。
地方へ行くと宿泊施設を併設していて、たいていはモーテルとキャラバンパークがあります。
ちょっとしたコンビニとファストフードもあります。
バーもあって、トラックが巨大で給油にも時間がかかるので(800リットル前後)トラックの運ちゃん達は1杯ひっかけた後、6本パックのビールを買って行きます(笑)
ここにある水道の水はほとんどの場合塩分が多い地下水で、それを承知でバッテリーに補充していたら、やっぱりバッテリーがダメになって散々な思いをしました。注意しましょう。
ロードトレイン
その名のとおり、列車のようにトレーラーを3台連結して牽引しています。
現在では3台までしか牽引できないような法規制があるようです。
だいたい130キロくらいで走っているし、全長が50メートルくらいになるので、追い越しはやめたほうがいいかも。
風圧がすごいので、すれ違う時にも注意しましょう。
18段変速(自転車みたい)で、搭載燃料は800リットル前後の大きさです。
郊外のトラックステーションまでで、都市の中心部にはほとんど入ってきません。
もし都市で見かけた場合は、注意してください。普通にやったら交差点を曲がれないので、
右車線から左折するなど、車線をふたつ使って交差点を曲がることが許されています。