気ままな人生、きままな旅

自然環境について

太陽の位置

 南半球では太陽は北側にあるとわかっていても、俺はやってしまいました。ついうっかり逆の方向へ1時間ほど走ってしまいました。本当に1時間で100キロ進むので、注意してください。

川が流れてゆく方向

 日本ではほとんど全ての川は海へと注いでいるので、下流の方向には海がありますが、オーストラリアでは必ずしもそうではありません。内陸に向かって流れて行き、やがて砂漠の中に消えてしまう川もたくさんあります。
 地図を良く見て判断しないと、方角を間違えてしまいます。
 1度これで失敗しました。下流の方向が海だと思い込み、進むべき方角を間違えました。

野生動物

●ヘビ、サソリ
 強い毒を持っているので、注意してください。
 靴や袋の中にもぐりこむのが好きなようです。

●ワニ
 種類によっては、人を襲います。
 日本で山菜取りの人がクマに襲われるように、あちらでは川釣りの人がワニに襲われます。特に北部地域では川岸には近づかないほうがいいでしょう。
 やつら、でかいです。ワニ保険もありますよ。

●サメ
 見たことありません(あたりまえか)
 毎年犠牲者が出ているようです。
 他に人がいないところでは泳がないこと、地元サーファーより沖へは行かないことです。

●カンガルー

カンガルー
カンガルー
 繁殖力が強いせいか、コアラのように保護されてはいません。
 顔はシカみたいで、後ろ足と尾で立ち、両手でエサを食べるしぐさは、コアラよりかわいいです。
 大きなものは、立ち上がると2メートルくらいになります。
 小さいものはワラビーと呼ばれているようです。
 オーストラリアは暑く日差しが強いので、夜行性の動物が多いです。
 カンガルーの場合、夜間ヘッドライトの光めがけて飛び込んでくるので、基本的に夜は走らないほうがいいでしょう。衝突すると、バイクは大破する可能性が高いです。
 キャンプ場周辺にいるカンガルーは人に慣れているので、うっかりすると食料を食べられてしまいます。雑食性のようで、 隣りのテント内で、パンや肉類、米を食べてる現場を目撃しています。まぁ、かわいかったですが。
 平原を群れで移動していく光景は、見事なものです。時速50キロくらいでした。

●コアラ
 これも本来は夜行性で、だから動物園ではほとんど動かないのです。
 野生のコアラを見ることは、難しいです。
 俺は、夜キャンプ場で、近くの木にいたコアラを見ることができました。しばらくすると、ネコ並みの敏捷さで木から木へと枝づたいに渡って行き、夜の闇へと消えて行きました。

●エミュー
 ダチョウに似ているというより、ダチョウそのもの。でかいです、高さ2メートルはあり。
 道路わきにこいつがいた場合は、注意が必要です。さっさと道を渡ればいいのに、ずーっとこっちを見ていて、バイクの直前に飛び出して横切って行きます。
 衝突したら、転倒は免れないでしょう。
 エミューブランドのビールがあります。

●ハゲタカ?
 ウエスタンオーストラリア州のシンボルになっているヤツで、正式な名前は忘れた。
 羽を大きく広げて、両足をブラーンと出したまま飛んでいるでかいやつです。
 クルマにひかれて死んだ、カンガルーや牛の死体に群がっています。

●牛
 家畜ですが、注意が必要です。
 かの地の牧場は広すぎて、いちいち柵を作っていないものが多く、食べ物と水を求めてそこいらをフラついています。
 夜間は舗装路のほうが気持ちがいいらしく、涼みに出てきます。、また、道路わきの排水溝にたまった水を求めて路上に出てきますので、やはり夜は走らないほうがいいでしょう。
 また幹線道路をはずれると、昼間から路上に出ているやつもいて、バイクが近づくと突然走り出すので、見かけたら注意が必要です。
 でかいので、衝突したら自力では修理できない状態になるでしょう。
 好奇心が強いのか、近くで休憩していると寄ってくるので困ります。

●ラクダ
 見たことはありませんが、家畜用に中東から持ち込まれたものが野生化して、ほっつき歩いているそうです。

●ウサギ
 趣味の狩猟用として、ヨーロッパから持ち込まれたもので、今では害獣扱いです。
 夜行性のようです。
 乾燥地帯のキャンプ場などでは、夜間芝生を食べに大量に出てきます。

●ディンゴ
 野生の犬と言うか、オオカミかな。
 ほとんど絶滅状態で、動物園でしか見ることはないでしょう。

●クマ、ヒョウ
 いません。

●トラ、ライオン
 いません(すいません)

植物

 興味があるならば小さな植物図鑑を買い、シドニーあたりの植物園で勉強してから出発すると良いでしょう。
 花は、咲いている姿だけではなく、つぼみや花がない状態の姿も覚えておかないと、なかなか判断できません。

 雨季がはっきりしているので、季節によって大きく違うと思います。
 おそらく草花は、雨季が終わってからしばらくの間しか見られないと思います。
 日本の森や林の地面は草で覆われていますが、オーストラリアでは地面が丸見えです。
 庭や公園の芝生も、毎日のように散水しないと育ちが悪いようです。このため、一般家庭の庭でもタイマーがついた自動散水機のノズルが埋めてあります。
 ぜひ植物に触ってみてください。パリパリに乾燥していて、日本との違いがよくわかります。
 一部の地域をのぞけば、低木ばかりで色も濃くはありません。

●野生のスイカ
 大きさをのぞけば、スイカそのもの。
 スチュアートハイウエィなどの乾燥地帯で、直系15センチくらいの、まんまスイカのしましま模様がはいったヤツがころがっています。
 果実は驚くほど水分が多いですが、白い色をしていて味は草の味、まずいです。毒性はないと思うので、勇気がある人は食べてみてください。
 日本で栽培されているスイカの原種にあたるのかはわかりません。

●ユーカリ  石を投げればユーカリに当たるというのは、ウソで、無いところには無い(あたりまえか)
 これは総称みたいなもので、たくさんの種類があります。
 葉に落ちた貴重な雨を、蒸発する前に根元に落とすべく、葉は枝からダラーンと垂れていて、枝ぶりも垂れているので、柳のように思えなくも無い。

 


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