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気ままな人生、きままな旅

北海道 2006年夏・5/12

たぶんジェットコースターの道
たぶんジェットコースターの道
7月4日 富良野〜小平(おびら)

 いつも国道38号線の東側ばかりうろついているので、今回は西側をぐるぐると走り回る。人も少なくて意外とこちら側のほうが良いかもしれない。
 少し高いところへ行けば、国道の向こうに大雪山系の山々を望むことができる。きっと秋になれば、もっとくっきりと見えることだろう。
 富良野や美瑛の観光は、とどのつまり農耕地を見ることになるので、畑に侵入する者が絶えないらしく、あちこちで柵や注意書きを目にすることとなる。農業と観光は関係なく、観光客が増えると農家には迷惑ばかりで何の利益も無いと思いがちだが、富良野が観光地として有名になり、富良野ブランドの農産物も知名度が上がる。さらに、人が集まれば働く場所が増え、家族がバイトする機会も増えるし、税収が上がれば農業関連施設の整備も進むだろう。
 でも観光客が増えれば、農地は多少なりとも荒れる。意外と複雑な関係などを考えながら、あちこち見て回っていた。
 本州などからここ富良野にやってきて、ニンジンやジャガイモの収穫のアルバイト等をしながら、ライダーハウス等に長期滞在する者は減っているそうだ。その理由のひとつは、都会から戻ってきた富良野出身者、つまりUターンした者が増えていることだ。

ニセアカシヤ 針槐(はりえんじゅ)
ニセアカシア 針槐(はりえんじゅ)

 この時期、北海道の森の中の道路わきで盛んに咲いているのが、このニセアカシア。北海道の人は、ほとんどアカシアと呼んでいるようだ。
 かなり大きくて、民家の2階の屋根は越していそう。花はいい香りがして、窓を開けていればクルマで走行中でもその存在がわかるくらい、香りが強い。花はてんぷらにして食べられるようだ。
 やせた土地でも良く育つことから、街路樹や緑化によく使われるらしいが、繁殖力の強さからいずれ野生化して、害木として伐採されるかもしれない。
 ルピナスもあちこちで見ることができるが、こいつもほっといても毎年咲くくらい強いので、いずれ野生化してセイタカアワダチソウのようになるかもしれない。
 また、この時期雪のように舞っている白い綿状のものは、ポプラの種子らしい。クルマの中に入ってきて困る。

 このように、雨や強烈なホコリの時以外は、俺はまず間違いなく窓を開けて走っている。
 クルマの窓を閉め切って走っていても、車窓の風景が違う意外はいつもと同じ感じがして、遠くに来た気がしないからだ。
 クルマという乗り物は、たとえレンタカーでも、車内は自分の部屋の延長のようなもので、実は旅行には不向きなのだ。
 それと、もひとつ。「ひとり旅は、携帯電話のスイッチを切ったところから始まる」と言ったヤツがいたが、まったくその通りだと思う。

明日萌駅(えびしま駅)
明日萌駅(えびしま駅)

 美瑛の国道の西側をあちこちと走り回ってから、またまた富川食堂でメシを食べた。ここで食べておけば夕食はいらないほどの量なのであった。
 で、その後、旭川・多度志・沼川を通り、とりあえず「明日萌駅」に。他に寄るところも無いので、つい立ち寄ってしまう。
 正式名称は、JR留萌本線の恵比島駅(えびしま)駅。
 平成11年に放映されたNHK連続テレビ小説「すずらん」の舞台となり、現在でもこの駅だけではなく駅周辺には当時のロケセットが残っている。  もうここを訪れる人は、あまりいないようだが、つい最近作られたものとはいえ、俺はこのレトロな外観の駅舎に惹き寄せられてしまうようだ。待合室の「萌ちゃん」も、気になるし。

小平の夕暮れ
小平の夕暮れ

 深川・留萌間では、自動車専用道路の建設が進んでいる。神奈川や千葉あたりと比べると、2ケタは交通量が少ないこの地域に、新たに自動車専用道路を作っている。まさに、土建王国北海道、主要産業は公共事業だ。
 実はこの深川留萌自動車道は、昨年下半期、全国で赤字になった高速道路2路線のうちのひとつ。積雪期の下半期の統計だから仕方がないのかもしれないが、今後に期待したい。なぜなら、赤字救済に国税が投入されるのは御免こうむりたいからだ。
 そして留萌を通過して、小平で温泉に入って道の駅で就寝。
 ここにには、たしか国指定の重要文化財になっている「にしん番屋」があるけど、夕方にやって来た者には関係が無い。
 せっかくストーブを持ってきたので、お茶でも入れようと思って取り出したところ、なんと故障。圧力をかけると燃料が漏れ出してしまう。これじゃ火だるまだ。カップ麺やコーヒーを大量に準備してきたのに・・・
 すぐ前は静かな海。月の光が海面に映っている。月の高さが変わるにつれ、海面に反射する月光の様子も変化していった。

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